1999-01-13 ArtNo.17877
◆<星>今年も昨年並みの外国直接投資期待:通産相
【シンガポール】昨年の製造業に対する外国直接投資は目標とした78億Sドルをマークしたが、シンガポール政府は今年も同水準に達するものと期待している。
シンガポール・パワー子会社のパワー・グリッドが14億6000万Sドルを投じて設けた400キロ・ボルト送電網の落成式が11日催され、リー・ヨクスアン通産相はその席上、以上の期待を表明した。
それによると一部のアナリストはアジア経済が底入れしたと見ており、政府もそうあることを望んでいるが、状況は極めて不透明で、1999年はシンガポールにとってやはり困難な年になる見通しだ。
シンガポール経済は米国、欧州、日本、そして近隣諸国等の外的要因に大きく依存しているため、現状で先行きの見通しを語るのは困難である。外国直接投資に関しては目下経済開発局(EDB)が見積もりを立てているが、昨年並みの実績を維持できるよう望んでいる。石油化学のようなある種の大型プロジェクトやハイテク事業にとっては、シンガポールは依然として魅力的な投資地となっていると言う。(ST,BT,LZ:1/12)
|
|