1999-01-12 ArtNo.17864
◆<星>ゴールドトロン、SESに巨額な損失の理由説明
【シンガポール】ゴールドトロンは昨年9月までの半期決算で190万Sドルの純損失と1億4580万Sドルの特別項目損失を計上したが、この内6400万Sドルの損失は製造/研究開発業務から撤退したのに伴うものと言う。
目下、プライス・ウォーターハウスの支援下に組織再編を進めているゴールドトロンがシンガポール証取(SES)の質問に答えたところによれば、特別項目の損失中2700万Sドルは磁気媒体業務、2460万Sドルは市場開拓/開発/その他の業務、1860万Sドルはホーム・オートメーション/セキュリティー・システム業務、610万Sドルはインターラクティブ・ターミナル業務に伴うもので、また560万Sドルは投資減価によるもの。
1996年12月期にはなお2750万Sドルの利益を計上していたゴールドトロンは、その後1998年3月までの15ヶ月間に1億4030万Sドルの特別項目引き当てを行い、1億3307万Sドルの損失を報告していた。
ゴールドトロンは、昨年6月末に15ヶ月間の業績を発表した際には、予想できなかったが、プライス・ウォーターハウスの勧告に基づき、非中核業務から手を引く方針を決めたため、一層の引き当てが必要になったとしている。(BT:1/8)
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