1999-01-12 ArtNo.17863
◆<星>DBSバンク、他行に先駆けEコマース・サービス開始
【シンガポール】DBSバンクは地元ソフトウェア会社Lyrehc Internationalと合弁で設立したIbexcoを通じて、域内におけるエレクトロニク・コマース(Eコマース)サービスを開始した。
DBSバンクが51%出資するIbexco会長を兼ねるDBSのYee-Tang Jee Hong副社長によると、IbexcoはEコマースの便宜を提供する。企業はこれによりインターネットを通じ域内や世界のサプライヤー、ディストリビューター、顧客とビジネスを行うことができる。目下のところはシンガポールと米国で同サービスを利用できる。シンガポールには既に他のEコマース・ネットワークが存在するが、Ibexcoの特徴はネットを通じ支払いが行えること。今のところ他のネットワークではまだ支払いサービスは提供されていない。
Ibexcoの顧客はDBSバンクの顧客である必要はなく、DBSバンク以外の銀行の顧客も依然としてIbexcoを通じて取引を行うことができる。DBSバンクは取引の利用頻度に基づき手数料を徴収する。このため企業は多額の情報技術(IT)投資を行わなくても、Eコマースを行うことができる。
昨年DBSバンクはタイのThai Danu Bank、フィリピンのBank of Southeast Asia、香港のKwong On Bankの支配権益を買収したが、これらの銀行もIbexcoを通じてその顧客にEコマースの便宜を提供できると言う。(BT:1/11)
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