1999-01-11 ArtNo.17858
◆<印度>フィアト、Uno新シリーズ武器に価格戦争に参戦
【ムンバイ】イタリアの自動車メーカー、フィアット・オートと地元企業プレミア・オートモービルズLtdの合弁会社インド・オートは8日、格安Uno新モデルをインド市場に投入、Maruti Udyog Ltd(MUL)やタタ・エンジニアリング・アンド・ロコモーティブ・カンパニーLtd(TELCO)により火蓋が切られた価格戦争の戦列に加わった。
新モデルの価格はガソリン車の場合5万ルピー、ディーゼル車の場合10万ルピーほど、旧モデルを下回る。
アップグレードされた1000CCエンジン搭載のガソリン車は引き続き5段変速ギアボックスを標準装備している。トレンドのノンエアコンは23万7000ルピー、エアコン付きは26万7000ルピー。DXのノンエアコンは26万1000ルピー、エアコン付きは29万2000ルピー。
ディーゼル車は、これまで同様1700CCエンジンを搭載、価格はノンエコンが27万8000ルピー、エアコン付きが31万4000ルピー。DXノンエコンは31万8000ルピー、エアコン付きは34万9000ルピー。UnoS(各種設備を完全装備)は39万5000ルピー。
フィアットは流通/アフター・ケア網も拡大強化しつつあり、1999年末までにディーラーは現在の45社から70社に、サービス・センターは現在の65から200に拡大される。同社は最近スペア・パーツ価格も値下げしている。
フィアットは今年内にSienaとPalioを売り出す計画で、前者は2月までにショールームにお目見えするはずと言う。(ET,IE,THBL:1/9)
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