NNNNNNNNNNNNNNNN
SEAnews SEA Research, BLK 758 Yishun Street 72 #09-444 Singapore 760758
India Front Line Report
SEAnews Issue:monthly
tel:65-87221054
NNNNNNNNNNNNNNN
1999-01-11 ArtNo.17847
◆<星>信頼性が情報時代の鍵に:ナイ教授
【シンガポール】情報革命時代にあっては、政府にしろ、マスメディアにしろ、信頼性がその影響力の決め手になる。
ハーバート大学ジョン・ケネディー・スクール・オブ・ガバメントの学部長を務めるジョーゼフ・ナイ教授が、リー・クアンユー卓越客員教授(49人目)として7日、南洋理工大学(NTU)国防戦略研究所主催の講座で“情報革命と国際関係”と題して講演したところによると、情報氾濫の中で、人々はどこに注意力を集中するか選択を強いられる。このため信頼性が影響力行使の決め手になる。
政府は、奨励や懲罰をもって人々を服従させるハード・パワーと文化や思想をもって人々を感化するソフト・パワーを行使することができるが、前者に依存したソ連は衰退し、後者を重視した米国が支配的地位を築いたことからも明らかなように情報革命時代にはソフト・パワーがより重要な役割を演じる。
情報革命の進行に伴い国家や政府が消滅することはないが、国境を越えて自由に移動する情報技術は政府の国民に対する影響力を薄れさせる。シンガポールが世界の教育センターを目指し、世界各国の人材の誘致に努めるのは賞賛に値し、シンガポールのソフト・パワーを強化することにもつながるが、一旦情報を開放したなら、最早情報の流れを規制するのは不可能である。例えばインターネット上のポルノグラフィーの氾濫を規制することは必要だが、その主役は政府ではなく、家庭やコミュニティーが務めるべきである。
ナイ教授は8日には国立シンガポール大学(NUS)で“中国の台頭と未来の国際安全”と題して講演、翌9日には政策研究所主催の会議で“政府に対する国民の信頼確立”と題して講演した。(ST,LZ:1/8)
[Your Comments / Unsubscribe]/[您的意见/退订]/[ご意見/配信停止]
Please do not directly reply to the e-mail address which is used for delivering the newsletter.
请别用递送新闻的邮件地址而直接回信。
メールをお届けした送信専用アドレスには返信しないで下さい。
SEAnews 掲載記事の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2003 SEAnews® All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.