1999-01-08 ArtNo.17845
◆<印度>経済改革以来、富裕階級の増勢と貧困者の減少が加速
【ニューデリー】インドが経済改革策を導入して以来、富裕階級の増加と低所得層の縮小が加速している。
ナショナル・カウンシル・オブ・アプライド・エコノミック・リサーチ(NCAER)の1998年インド市場人口統計報告書によれば、年収50万ルピー以上の世帯は1993/94年度の20万世帯から1995/96年度の35万世帯に33.8%拡大した。特に年収100万ルピーを超える世帯は同期間に2倍、500万ルピーを超える世帯は2.5倍に拡大している。
低所得層の比率は経済改革導入以前の1986-1990年の間には65.2%から6.4%ポイント下降したのみだが、経済改革導入後の1992/93-1995/96年の間には58.2%から48.9%に9.2%ポイント下降、テンポが加速している。
NCAERの報告書は1月11日に正式発表される。(ET:1/7)
|