SEAnews 1999-01-08 ArtNo.17839

【クアラルンプル】ノベル・インクは代表事務所を通じてマレーシアにおける事業の拡張を一層積極化する計画で、今年も引き続き大手企業をターゲットにエンタープライズ・ネットワーク・ソルーションの提供に力を入れると同時に、Ｙ2Ｋ(2000年問題)対策を中心に中小企業市場の開拓も図る。
ノベル・マレーシアのアンディー・ウー重役(GM)によると、同社はトレーニング・ルーム、ラボ、ミニテク・ラボを備えた新オフィスを設け、昨年10月から事業の拡張に本腰を入れており、向こう3ヶ月間に新たに3人を雇用、従業員総数を12人に拡大する。
今年は特にファイヤーウォール、仮想専用ネットワーク(VPN)、認証システム等のソルーション提供を通じたインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)市場を開拓、ライセンス・プログラムやＣＮＥ(ｻﾃｨﾌｧｲﾄﾞ･ﾈｯﾄｳｪｱ･ｴﾝｼﾞﾆｱ)プログラムを通じた大学／専門学校市場への浸透を図る。またディレクトリー／Ｊａｖａ対応アプリケーション関連のノベル・デベロッパーの育成とリクルートを計画している。
マレーシアにおける営業額の55％以上が法人顧客との取引やボリューム・ライセンス契約で占められ、昨年は1997年比21％の成長を見た。同社の世界売り上げは1997年の10億700万米ドルから昨年の10億8400万米ドルに拡大、1998年第4四半期の売上は前年同期比11％増の2億9800万米ドルを記録したと言う。(ｺﾝﾋﾟｭｰﾀｲﾑｽﾞ:1/7)