1999-01-08 ArtNo.17837
◆<馬>ペナン電子産業、今年は成長基調回復:ペナンFIZ協会
【ペナン】昨年僅かな落ち込みを見たペナンの電子産業は、今年は成長基調を回復する見通しだ。
ペナン自由工業区(FIZ)企業協会(FREPENCA)会長を務めるシーメンス・セミコンダクターのヤップ・ペンフイ重役(MD)によると、事業再編中の1、2社を除き、他のメンバー企業は今年増産を予定しており、輸出志向部門も昨年を多少上回る業績が期待できる。全体としては10%前後の成長が見込める。1米ドル=3.80Mドルの固定相場もペナン電子産業の支えになっている。FREPENCA加盟60社の大部分は電子企業で占められている。
ペナン・スキルズ・デベロプメント・センターのBoonler Somchit常務理事(ED)によると、コンピューターや通信機器関連製品の需要拡大とともにペナンはアジアのデザイン/デベロプメント・ハブとして浮上する見通しだ。
マレーシア製造業者連盟(FMM)北部支部のO.K.リー会長によれば、電子産業の他、繊維産業も競争過熱に関わらず生産規模を維持できるものと見られる。しかし需要が縮小する中でローカル通貨の値下がりを見たタイやインドネシアがシェア拡大を図っており、競争は熾烈化していると言う。(NST:1/7)
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