SEAnews 1999-01-08 ArtNo.17835

【シンガポール】シンガポール・ポストは、企業や個人が手紙、請求書、メッセージを電子媒体を通じて送付したり、受領することができるバーチャル・ポスト(ｖPOST)の試験サービスを開始した。
例えば企業が請求書を発送すると、シンガポール・ポストはそのデータベースから送付先が通常の配達を希望するか、電子メール方式を希望するかを判定、通常の配達を希望する者には、請求書をプリント・アウトした後、従来同様受信人の門口まで送り届ける。電子メール方式を希望するものには、請求書を受信人のEメール・アドレスに送付する。このサービスの特徴は、請求書を送付する企業は受信人がＥメール・アドレスを有するか否かに関わりなく、請求書を発送でき、しかも低コストなこと。
シンガポール・ポストはまたサイバー・モールのオーナーと提携して、インターネットを通じて行われたショッピングの商品をバイヤーの門口まで配達するサービスや、支払人自信が選んだタイミングに支払いを行えるＧｉｒｏオン・デマンド・サービス等も手がける。
昨年9月から開始されたｖＰＯＳＴのパイロット・プロジェクトには、シンガポール・ポリテクニック、セントラル・マンパワー・プラニング・ベース、シングネット、シンガポール・テレコムが参加、ＴＡＳもインダストリアル・デベロプメント・グラント・スキームの下、補助金を支給している。(ST:1/7)