1995-05-30 ArtNo.1783
◆<馬>外人労働者就業期限の延長は関係者全てに利益:副労相
【クアラルンプル】外国人労働者の労働許可期限を2年から3年に延長することは雇用主にも、外人労働者自身にも利益が有り、国益にも適っている。
アブドゥル・カディル・シェイク・ファジル副労相は27日、提案されている“3+2”方式の外人労働者就業期限に関して以上の談話を行った。先週金曜ムガット・ジュニド副内相は外人労働者の就業期限が短すぎるとの各方面からの不満の声を配慮して内務省が同期限を3年に延長するとともに、2年間の更新を認める可能性を検討していると語った。この点に関してファジル副労相は、未熟練外人労働者を訓練した後、再び未熟練外人労働者に入れ替える現在の制度は問題が有るとし、労働省も目下関係各方面の意見を聴取していると語った。しかしマレーシア全国労働組合会議(MTUC)のザイナル・ランパ委員長は、外人労働者の雇用期限延長に再考を求める談話を発表した。それによると、労働条件を改善して地元労働者を雇用するのが先決と言う。現在マレーシアの76万人の労働人口の内、外人労働者は13%を占めている。(ST:5/28,29)
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