1999-01-07 ArtNo.17828
◆<印度>フィアット、10万台自動車製造計画を凍結
【ニューデリー】イタリヤの自動車メーカー、フィアット・オートはマハラシュトラ州プーナ近郊Ranjangaonにおける投資額2000クロー、年産10万台の自動車製造プロジェクトを凍結する方針を決めた。
フィアットと地元プレミア・オートLtd(PAL)の合弁に成るインド・オートのスポークスマンによると、フィアットはRanjangaonにおける第1期プロジェクトに3億7000万米ドル、第2期プロジェクトに1億3000万米ドルを投じる計画だったが、インド国内需要の減退から、暫時計画を凍結、同じマハラシュトラ州Kurlaに設けられたインド・オートの既存工場での製造に専心する。
Kurla工場には既に新生産ラインが設けられ、昨年12月末からSienaの試験生産が開始されている。同工場の年産能力は6万台で、これまでフィアットのUnoとPALのPadminiが製造されてきた。Sienaの商業生産は今月末にスタート、2月初旬の発売が目指されている。
フィアットは向こう5年間にインドに10億米ドルの投資を約束、内2億米ドルは昨年末までに投資されている。Sienaに続くPalioモデルは来年下半期にインド市場に投入される予定だ。(TH,ET:1/6)
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