1999-01-07 ArtNo.17821
◆<馬>中央銀行、外国人の証券投資規制を一段と緩和
【クアラルンプル】中央銀行は5日、通貨管制下の外国証券資家や外国証券会社に対する規制緩和措置を発表したが、これを受けてクアラルンプル証取(KLSE)総合株価指数は1.5%アップした。
中央銀行の発表によると、外国投資家のコントラ取引の利益あるいはT+5期限内に得た利益の為替送金は制限されない。非居住者は銀行に必要な書類さえ提出すれば、この種の利益の送金を自由に行える。
中央銀行が昨年9月1日に導入した通貨管制の下、外国人はポートフォリオ投資の元金を1999年9月1日もしくは投資日から1年後のいずれか遅い方の期日まで、国外に持ち出すことを禁止されている。昨年9月1日以降に購入した株主割当及びワラントに関しては昨年9月1日を基準に1年間、投資元金の国外持ち出しが禁止され、9月2日以降に購入されたものに関しては、発行/購入期日を基準に1年間持ち出しが禁止される。
地元証券会社は外国証券会社に対してクアラルンプル証券取引所所(KLSE)における取引の証拠金融資を行うことができる。この種の融資はKLSE規則に基づいて行われねばならない。地元証券会社は海外証券会社から支払いを受ける以前に、後者に代わって取引の支払いを行うことができるが、信用供与期間は3日間に限られる。この種の便宜は非居住者に対する融資とは見なされない。(LZ,ST:1/6)
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