1999-01-06 ArtNo.17805
◆<星>サーキッツ・プラス、2170万株公開
【シンガポール】プリント基板(PCB)メーカー、サーキッツ・プラス・ホールディングズ(CPH)は4日、セスダック登録を目指し、増資後の25%に相当する新株2170万株を1株16セントで公開した。
しかし全体の80%に相当する1733万株は金融機関を中心に私募にかけられ、この内最大217万株が取引先や社員のために留保される。この結果、公募分は433万株に限られる。1999年3月期の予想純益を基準にした1株益は2.54セント、1株当たり純有形資産は10.67セント、公開価格の株価収益率は6.3倍となる。
サーキッツ・プラスは株式公開を通じて調達する270万Sドルの内、220万Sドルを運転資金とし、ビジネスの拡張計画に充当する。これらにはジョホール・バル工場の設備拡張や新製造設備の購入が含まれる。
サーキッツ・プラスの営業額は1996年の1130万Sドルから昨年の1770万Sドルに拡大。税引き前利益は100万Sドルの水準を維持している。同社の主要市場は米国、欧州、日本、オーストラリア、ニュージーランド等で、域内経済危機の影響はそれほど受けていない。また納入顧客は通信/自動車産業に集中しており、将来の事業見通しも明るい。今年度の営業額は2150万Sドル、税引き前利益は230万Sドルと見積もられている。公募締め切りは1月14日で、1月18日から取引が開始される。(ST,BT,LZ:1/5)
|
|