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1998-12-24 ArtNo.17781
◆<馬>弁護側、今日衝撃の録音テープ公開?:アンワル公判
【クアラルンプル】アンワル前副首相の職権濫用を巡る公判は23日、弁護側がアンワル前首相を政治的に葬り去ることを目指した陰謀に関わる録音テープを証拠として提出すると宣言したことから、検察側証人は蒼白になり、傍聴席の記者らは目を輝かせたが、オーガスチン・ポール判事が起訴案件審理過程で弁護側がこの種の証拠を提示することが許されるか、どうか判断しかねると述べたことから、結論は今日に持ち越されることになった。
弁護側は検察側証人のウミ・ハフィルダ・アリ女史とサラワク州出身の国会議員でビジネスマンの孫志華(Sng Chee Hua)氏の録音対話の抜粋を読み上げた後、テープの内容を廷内で再生する許しを求めた。
テープは今年6月の与党統一マレー国民組織(UMNO)代表大会前夜にロンドンでなされたウミ女史とスン議員とおぼしき男女の会話の録音で、2人の会話は“アンワルが首相になれぬ50の理由”と題する書籍に言及している。特にウミ女史と見られる女性は、以下のような極めてセンシティブな問題に触れている。
「誰が著者に礼金を払ったかは知らないが、その額は100万(ドル)と聞いている。トゥン(王族の尊称)が個人で支払ったか、あるいは彼らが共同で支払ったかは定かでない」、「彼(著者)は『アンワルが首相になるのを見たくない。あり得ないことだ。自分は首相にも彼(アンワル氏)を葬り去ることが自分の使命と誓った』と述べている」、「30分前に総理府方面から聞いたところによると、その男は『よくやった。君のやったことは偉大なことだ。全国の国民が法廷に立たされた彼(アンワル氏)を目にするまで続けてくれ』と激励したと言う」、「その時には全てが暴露され、全国の国民がアンワルがどんな男か知るだろう。それが彼らの目指すものだ」。
弁護側と検察側が、結局この種の証拠物件を法廷に提出する可否を判定する先例を見出すことができなかったことから、ポール判事は、今日(12/24)の公判審理までに結論を出すよう指示した。
しかし検察側は、ここで、「弁護側が提出した録音テープの抜粋は、極めて断片的で事実に対する歪んだ印象を与える恐れがある」とし、同抜粋の報道を禁止するよう求めた。これに対してポール判事は、「待つことにしよう。何も急ぐことはない。自分はマスコミに対して、明日まで録音テープの会話の如何なる部分も報道することを禁止する」と裁定を下したため、傍聴席の記者らをがっかりさせた。しかしシンガポールのローカル紙はロイター電を引用し、かなり詳細な内容を報道している。(ST,LZ:12/24)
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