1998-12-24 ArtNo.17776
◆<星>オーチャード・ロード店舗賃貸料3ヶ月間に5%ダウン
【シンガポール】オーチャード・ロード・ショッピング・ベルトの優良店舗スペース平均賃貸料は、今年第4四半期に平方フィート当たり月額12.25Sドルと、第3四半期に比べ5%ダウン、また昨年7月のアジア金融危機発生以来31%下降した。
不動産コンサルタント、ジョーンズ・ラング・ウートンのレポートによれば、1991年第1四半期に記録された30.25Sドルのピークに比べれば、現在の賃貸料は約60%下降したことになる。
オーチャード・ロード周辺以外の中央市街地のそれは、8.95Sドルと、前四半期比3%、危機以前に比べ22%、それぞれ下降した。郊外店舗のそれは10.60Sドルと、前四半期比2.3%、昨年第1四半期ピーク時の11.95Sドルに比べても11.3%の落ち込みにとどまった。JLWによると、オーチャード・ロード地区では来年も依然として値下がりが予想されるものの、郊外ではそれほど大きな変化は生じない見通しと言う。
他方、オーチャード・ロード周辺優良店舗スペースの資産価値は今年第4四半期に平方フィート当たり1840Sドルと、前四半期比7.3%、金融危機以前と比べ25%、1990年第2四半期の3125Sドルに比べ41%下降した。
オーチャード・ロード以外の中央市街地のそれは760Sドルと、前四半期比7.3%、金融危機前に比べ23%下降した。また郊外では670Sドルと、金融危機以前に比べ11%の下降を見ている。目下のところ主要ビルの取引が極端に減少しているため、来年の動向を見定めるのは極めて難しいが、賃貸料の変動とほぼ同じ軌跡を辿るものと見られると言う。(BT:12/23)
|