1998-12-23 ArtNo.17767
◆<印度>ラタン・タタ氏の夢の国産車インディカ誕生
【プーナ】ラタン・タタ氏が悲願とした国産車インディカの第1号が21日、タタ・エンジニアリング&ロコモーティブLtd(TELCO)のプーナ工場で産声を上げた。公式のお披露目は今月30日、注文の受付は来年1月14日、実際の引き渡しは2月の第1週と見られる。
Telcoは1405CCエンジン搭載のインディカを来年3月までに1万台、次年度は4万台製造する計画だ。バイヤーはスタンダード・ペトロ、スタンダード・ディーゼル、エアコン付きディーゼル、ハイエンド・ディーゼルの4バージョンと8つのカラーを選択できる。
価格は未定だがペトロ・バージョンは27万ルピー、ディーゼル・バージョンは32万~40万ルピーと予想される。
TELCOは様々なファイナンス・スキームを設けて販促に努める方針で、その1つのリース方式では、一定期間リース後、一定額を支払って購入するか、返還するか、バイヤーにオプションが提供される。
長所は980キロの重量から時速100キロ以上の高速でも安定走行が保てること。しかしペトロ・バージョンに関しては燃費がウィーク・ポイントとされ、このため70:30の比率で、ディーゼル・バージョンの販売に力が入れられると言う。(TH,THBL,ST,IE:12/22)
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