1998-12-23 ArtNo.17758
◆<星>スターハブ、サイバーウェイ買収し、ISPビジネスに進出
【シンガポール】シンガポールの第2基本電話サービス・ライセンスと第3移動電話ライセンスを所持するスターハブ・コンソーシアム(シンガポール・テクノロジーズ/シンガポール・パワー/NTT/ブリティッシュ・テレコム)は21日、インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)サイバーウェイを買収することで、後者の親会社シンガポール・プレス・ホールディングズ・マルチメディア(SPHM)及びシンガポール・テクノロジーズ・テレメディア(STT)と合意に達したと発表した。
サイバーウェイはSPHMとSTTの55:45の合弁事業で、取引は非公開入札を通じて、成約されたもようだ。サイバーウェイの累積投資額は約1000万Sドルで、落札価格は3000万~4000万Sドルと予想される。入札にはシンガポール・テレコムの他、ケーブル&ワイヤレス、ホンコン・テレコム等が参加したようだ。
シンガポール・テクノロジーズはこれ以前にグループが関与する全てのテレコミュニケーション・ビジネスに対する監査を行っており、同監査の結果赤字経営のサイバーウェイの持分45%の売却を決めたものと見られる。
SPHはそのステートメントの中で、SPHMはモービル・ワン・アジアの株主だが、STTはモービル・ワンの将来のライバル、スターハブに出資しており、両株主間の矛盾を回避するためサイバーウェイの売却を決めたとしている。(ST,BT,LZ:12/22)
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