SEAnews 1998-12-22 ArtNo.17742

【シンガポール】シンガポール政府が、トニー・タン副首相を長とするテクノプラナーシップ21閣僚委員会を設け、知識集約型経済の中核を成すハイテク企業家の育成に乗り出したことに、地元やシリコン・バリー拠点のベンチャー企業家らは一様に歓迎の意を表するとともに、注文もつけている。
ＢＴ紙のインタビューに応じたこれらのプレーヤーらは、ある種のリスクを犯す企業家気質や技術に長けた企業家を育成する趣旨には賛同するものの、この種のベンチャー企業やプロジェクトに資金を提供する側の教育も必要なこと、政府主導ではなく、民間主導で進められるべきこと等を指摘している。
またクリエイティブ・テクノロジーのシム・ウォンフー会長を座長とした民間部門代表から成る委員会を設けることにも、歓迎の意を表明する一方、シム氏のハードウェア方面の経験を補足するため、ソフトウェアやサービス領域の代表もメンバーに加える必要を提起している。(BT:12/21)