1998-12-21 ArtNo.17738
◆<印度>年初7ヶ月の工業販売、22業種がマイナス成長記録
【ニューデリー】今年初7ヶ月(4-10月)の工業販売は22業種でマイナス成長が記録され、少なからぬ業種の成長率が鈍化した。
インド産業連盟(CII)が傘下企業を対象に調査したところ、同期にマイナス成長が記録されたものには、商用車-30%、乗用車-1%、、多目的車-19%、冷間圧延鋼-2.5%、繊維関連機械-28%、自動車部品-7%、苛性ソーダ-27.5%、ソーダ灰-29.3%、自動三輪車-17%、タバコ-0.1%、銅/銅合金-11%、加工果実/飲料-25%が含まれる。
また昨年同期と比べ成長率が鈍化した業種には、セメント3.8%(7.7%)、薬品18%(19%)、電子部品11%(15%)、肥料4.3%(20%)、塗料12%(13%)、ゴム製品7%(9%)、トラクター0.6%(15%)が含まれる(括弧内は昨年同期の数字、以下同様)。
しかし二輪車12%(0%)、ガラス7.5%(5%)、パルプ/製紙7.2%(5%)、鉄鋼2.5%(1%)、砂糖3%(2%)等の業種の成長は加速した。
この他、情報技術(IT)産業のブームが持続、PC(パソコン)販売は43%、ソフトウェア販売は50%と、急成長が記録された。また建設業の成長も18%と堅調で、耐久消費財部門も、冷蔵庫11%(15%)、エアコン20%(16%)、ウォーター・クーラー12%(16%)、洗濯機15%(7%)と、いずれも二桁成長を見た。
資本財部門はディーゼル・エンジン3.6%(5%)、建機2%(17%)、電線-7%(-16%)、工業用ボイラー-15%(1.5%)、ポンプ12%(-0.5%)、製糖機械2.3%(16%)、通信ケーブル0.4%(0.9%)、送電鉄塔15%(2%)と概して低調だった。
合成繊維部門はポリエステル・ヤーン25%(23%)、ナイロン・フィラメント・ヤーン-10.6%(-24.2%)、ポリエステル・ステープル・ファイバー9.5%(35%)と続く。(ET:12/19)
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