SEAnews 1995-05-29 ArtNo.1772

【クアラルンプル】日本自動車メーカー11社の代理を務める国内各社は既に100モデルにのぼる日本車の値上げを申請している。
自動車業界筋によれば、昨今の円の対Ｍドル相場の急騰から全ての日本車モデルの値上げが既にマレーシア工業開発局(MIDA)に申請されている。これまでの例からすれば、ＭＩＤＡの申請処理には2カ月を要し、その後通産省の最終認可が求められる。通産省のガイドラインでは為替相場が5％変動した際には自動車組立業者は値上げを申請できることになっているが、今年初以来円はＭドルに対して17.8％値上がりした。今回の値上げ幅は2000～3000Ｍドルになるものと見られる。最近プロトン車販売元のＥＯＮも8月に1500～2000Ｍドルの値上げを行う方針を発表したが、値上げ幅に関するプロトン社とＥＯＮの話し合いがつかないため、同申請はペンディングされている。日本車は過去3年間に既に20％以上値上げされている。(MBT:5/27)