【クアラルンプル】マレーシア政府はサラワク州におけるバクン水力発電事業の処理を電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)に委ねており、デッドラインは設けられていないが、方針は早急に定められる必要がある。
ムスタパ・モハマッド第二蔵相は15日催された“CEO of the Year 1998”の表彰式後マスコミに以上の消息を明らかにするとともに、政府は既に多額な資金を同プロジェクトに投入しており、全てを朽ちるに任せることはできないと強調した。
TNBはサラワク電力供給公社(SESCO)と共同で、バクン・プロジェクトの規模を縮小して実行することを提案しており、外電が業界筋の言を引用して報じるところによれば、当初の2400MW(メガワット)、開発コスト135億Mドルの事業が、700MWに縮小すれば、コストも50億Mドルに縮小すると言う。(MBT,STAR:12/16)