SEAnews 1998-12-16 ArtNo.17672

【クアラルンプル】ライオン・グループ傘下のコンピューター周辺機器メーカーLikom Technology Sdn Bhdは国際的にアピールし、高い需要が見込めるコンピューター周辺機器の製造に集中する計画で、営業額の3～5％を研究開発(R&D)に充当している。
ライコム・テクノロジーのT.H.Shu上級副社長によると、Ｒ＆Ｄ活動はマレーシア、台湾、米国で手がけられている。
マラッカ州チェンの工場では目下年間120万ユニットの様々なコンピューター周辺機器が製造されており、昨年の8億Ｍドルの営業額の70％はモニターの売上で占められた。同社は国内モニター市場の50％のシェアを占めており、今年は10億Ｍドルの売上を見込んでいる。
来年第1四半期までには15インチの液晶ディスプレー(LCD)、来年6月までにはフラット・スクリーン／ショート・ネックのモニターの製造が開始される。また来年半ばまでにはコンピュータ・ケーシングの製造能力が月間40万ユニットに拡張される。この他戦略的マーケッティング・ユニットと製品開発ユニットが新設される。
メキシコに5000万Ｍドルを投じて建設した10万平方フィートの工場は来年半ばまでに商業生産を開始、主に米国市場向けにコンピューター用の金属鋳造部品やプラスチック部品を製造する。来年はインド、オーストラリア、ニュージーランド市場への進出が図られる。
中国に1000万Ｍドルを投じて設けた工場では目下月間12万ユニットのモニターが製造されており、内70％は中国国内市場に向けられ、30％が輸出されていると言う。(ｺﾝﾋﾟｭｰﾀｲﾑｽﾞ:12/14)