1998-12-16 ArtNo.17670
◆<星>ヴァン・デル・ホルスト、フィリピン発電会社権益売却
【シンガポール】財政難に直面する海事エンジニアリング会社 Van Der Horst(VDH)は、フィリピンの発電会社 East Asia Power Resources Corp (EAPR)の持分46%を2007万米ドルで、また転換社債を4990万米ドルで、テキサス拠点のガス会社に売却する。
VDHの発表によれば、総額7000万米ドル(S$1.16億)の取引の相手はニューヨーク証取上場のEl Paso Energy International CompanyとそのM&A(合併買収)機関車EPEC Nederland Holding B.Vで、10月に募集された非公開入札を通じて選ばれたもの。取引はVDHの債権者の承認を得ることと、EARPC及び子会社の金融ファシリティーの再編を条件としている。
EARPCはフィリピン電力市場の自由化に伴う新たなビジネス機会の開拓を望んでいるが、VDHは自社債務の再編の最中にあり、EARPCの資金需要に応じられない。このためVDHはEARPC権益を手放す方針を決めた。EARPCの昨年の営業額は30億ペソで、1億3000万ペソの利益を計上した。(ST,BT,LZ:12/15)
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