1998-12-15 ArtNo.17663
◆<印度>ソニー、2000年には追加投資も:新MD
【ニューデリー】ソニー・インディアLtdは2000年には、ウッタルプラデシュ州DaruheraのTV及びオーディオ・システム工場を拡張するため、新規投資を行う見通しだ。
新任のヒロミ・マツモト重役(MD)によると、Daruhera工場の年間カラーTV製造能力は約30万台、オーディオ・システムは20万台で、同社は1998/99年度に500クロー、2000/2001年度に1000クローの売上達成を目指している。
来年は20%の売上増が見込め、インドにおける市場シェアは現在の5%から10%に拡大する見通しだ。Daruhera工場のキャパシティーは、従って来年一杯は問題ないが、再来年には拡張の必要が生じるものと見られる。
またロジスティクス、コンピューター・システム等の基礎インフラもまだ整備されておらず、この方面にも少なからぬ投資が必要とされる。目下傘下のディストリビューターは34社、ディーラーは1400社だが、セールス、ディストリビューション、サービス・チェーンの拡張も必要とされる。
現在カラーTVの地元部品使用率は約35%、オーディオのそれは40%前後だが、目下地元サプライヤーを物色中で、仮にキー・コンポーネントを大量納入できるものが有れば、全世界のソニー工場に輸出することもできると言う。(THBL:12/14)
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