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1998-12-15 ArtNo.17660
◆＜馬＞首相、後継者指名を再度見送り
【クアラルンプル】マハティール首相が13日に催された与党統一マレー国民組織(UMNO)特別代表大会の席上、後継者を指名するのではないかとの憶測が伝えられたが、結局同推測は実現しなかった。
会議後記者会見した首相は、「自分は来年の党役員選挙を待って後継者を指名する考えを明らかにしたが、自分の身に何か生じた際に、党内の混乱を回避するため早期に後継者を指名すべきだとアドバイスするものもある。しかし自分はまだ結論に到達していない」と語った。それによると、後継者は首相と全く同じであることが望ましいが、実際にはそのようなことは望めない。重要なことは政策の一貫性が保たれ、投資家に不安を与えないことであり、個人的性格はそれほど重要ではないと言う。
この日の会議では、党内ナンバー1とナンバー2に対するボーナス票制度を廃止し、代わって165地方支部の支持率に基づいて、立候補資格を認める新規則が満場一致で承認された。
首相は開幕演説の中で、「傀儡を立てマレーシアに新植民地支配を実現しようとする外国勢力の陰謀は完全に失敗した」と述べ、アンワル・イブラヒム前副首相の改革運動とこれを支持した米国のアルバート・ゴア副大統領や米国金融事業家ジョージ・サロース氏を痛撃した。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:12/14)
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