1998-12-15 ArtNo.17655
◆<星>管理職、インターネット・アクセスで世界のトップに
【シンガポール】シンガポールの管理職はインターネットの利用度で世界のトップにランクされた。
ロイターズ・インターナショナルがRonin Research Servicesに委託して今年9/10月に米国、英国、アイルランド、フランス、ドイツ、日本、シンガポール、香港、チェッコ、ポーランド、ロシアで、1072社に電話インタービューしたところ、シンガポールでは93%の管理職が毎週ネットにアクセス、週7時間以上アクセスしている者も23%にのぼった。54%の者が毎週企業のイントラネットにアクセス、その他のタイプのオンラインにアクセスしている者も61%に達した。
シンガポールの管理職は典型的なプロIT(情報技術)で、回答者の46%がネットにより情報過多現象が改善したとしており、悪化したと答えたものは28%にとどまった。また家庭でもコンピューターを使用している者の比率は93%と、世界平均の71%を上回った。これに対して香港では87%、米国は81%で、ロシアは47%にとどまった。東欧諸国は依然としてプレIT時代にとどまっており、インターネットやイントラネットの利用は高くない。
シンガポールや香港はIT時代の真っ直中にあり、情報過多の他、情報へのアクセスに関わるほとんど全ての苦情が提起された。これに対して欧州、日本、米国は第二次情報時代を迎えており、企業はナリッジ・マネージメント・ポリシーやシングル・ソース戦略等を通じて、適切な時に必要な情報を手に入れる努力を開始している。(BT:12/14)
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