1998-12-14 ArtNo.17639
◆<星>今年通年の解雇2万5000人突破、失業率5%も:労働省
【シンガポール】今年通年の解雇者は2万5000人を突破し、失業率は4~5%のレベルに達する見通しだ。
労働省が11日発表したところによれば、今年第3四半期の解雇者は6633人を数え、年初9ヶ月の合計は2万1073人に達した。第1、第2四半期の7000人を超える解雇数に比べ、第3四半期の数字は多少鎮静した感があるが、第4四半期にもほぼ同レベルの解雇が予想されることから、通年のそれは2万5000人を突破する見通しだ。
一方、求人と休職の比率は、9月には3:10と、過去4年来の2.5:1から様変わりした。純雇用数は第3四半期には2万268人分縮小した。年初9ヶ月には1万7067人分縮小、この結果9月の失業率は4.5%をマークした。前回リセッションの1986年3月には6%の失業率が記録されていた。
来年も同様な趨勢が持続する見通しだが、最近政府が導入したビジネス・コスト削減措置によりブレーキがかる見通しだ。しかし効果のほどは依然不透明で、労働省は訓練計画等を通じて、解雇労働者の再就職を支援していくと言う。(ST,BT,LZ:12/12)
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