1998-12-10 ArtNo.17594
◆<星>企業情報の開示は資金調達コスト低減に貢献:第二蔵相
【シンガポール】少なからぬ企業が依然として社内情報を公開すれば、競争力を弱めると言った誤った観念を抱いているが、その実開示レベルを高めることは資金調達コストの引き下げにつながる。
リム・フンキアン国家開発相兼第二蔵相は8日催された第25回年次報告書表彰式の席上、以上のように指摘するとともに、年次報告書審査委員会に対して、シンガポール競争力委員会企業金融部会(CFC)が最近行った提案を審査基準として採用するよう呼びかけた。
CFCの提案には、1)目下年度末から6ヶ月後の年次報告書発表期日の5ヶ月への短縮、2)中間報告の頻度引き上げ、3)法人規約の内容やその執行手順を年次報告書に含めることが指摘されている。
今回のコンテストではDBSランドが総合優勝し、シンガポール証取(SES)上場企業の部ではケッペル・ランドとシンガポール航空(SIA)が、セスダック登録企業ではグル・テクノロジーズが、法定機関では住宅開発局(HDB)が、それぞれ表彰を受けた。(ST,BT,LZ:12/9)
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