1998-12-10 ArtNo.17590
◆<星>ダウ、ポリオレ技術センターをオープン
【シンガポール】世界第5位の化学企業ダウ・ケミカルは8日、500万米ドルを投じてトゥアスに設けた“アジア・パシフィック・ポリオレフィン・テクニカル・センター(Aptec)”をオープンするとともに、向こう5年間に同センターに対する投資を2倍に拡大すると発表した。
ダウ・パシフィックのパトリック・ホー社長によると、Aptecではポリオレフィンの検査やその他の研究開発(R&D)業務が手がけられる。同社はスペインと米国にも同様のセンターを有し、シンガポール・センターの完成により、顧客は1日24時間、いつでも技術支援を受けられる。
経済開発局(EDB)のリュー・ヘンサン局長(MD)によると、同局は技術開発センターのオープンを機に、製造施設も設けるようダウ・ケミカルに働きかけていると言う。この点に関してダウ幹部は、来年第1四半期に稼働予定のタイのポリエチレン・プラントを含む域内の製造施設と需要の調整が図られている段階で、まだ具体的決定は下されていないと語った。(ST,BT,LZ:12/9)
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