1998-12-09 ArtNo.17589
◆<印度>政府、Ennore港第2拡張計画に民間資本導入検討
【ニューデリー】インド政府はタミールナド州Ennoreポートの第2拡張計画にアジア開発銀行(ADB)の融資が得られない場合には、民間資本の導入を図る可能性を検討している。
インド政府は昨日、大型港管理機関法(メジャー・ポート・トラスト・アクト)及び港湾法人化に関する法案を国会に上程したもようだ。通常の大型港と異なり、Ennoreは新港のため、財政面や法律面のしがらみが存在しない。
チェンナイ港湾局は第2期拡張計画に対する運輸省の認可が下り次第、先ずADBローンを申請する計画だが、停泊施設やその他の港湾施設に対する各方面の需要が大きいことから、民間投資を導入する機会も大きい。
第1期工事は当初の予定では今年4月に完成するはずだったが、2000年8月乃至9月まで持ち越される見通しだ。このため第1期工事にはADBから1億5000万米ドルの借款が提供されたが、工事の遅れでコストは2億5000万米ドル前後に膨張している。(THBL:12/8)
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