1998-12-09 ArtNo.17583
◆<馬>新クラン港経営会社設け、シンガポールに挑戦
【クアラルンプル】ポート・クランの港湾業務を手がける2社、クラン・コンテナ・ターミナルBhd(KCT)とクラン・ポート・マネージメントSdn Bhd(KPM)、そして構内運送会社コンテナ・ナシオナルBhd(KNB)を、新持ち株会社Newcoに統合、KCTに代わり、新会社をクアラルンプル証取(KLSE)に上場させる。
KCTがKLSEに報告したところによれば、KCTとKNBはNewcoの完全出資子会社となり、KPMはKCTの完全子会社になる。Newcoの払込資本は最終的に4億6890万Mドルとなり、プルモダラン・ナシオナルBhd(PNB)が54.2%、MISCエンタープライズ・ホールディングズSdn Bhdが15.5%、クランズ・インベストメント・オーソリティーが5.3%、スラゴール州政府が4.8%、ルンバガ・タブン・ハジが3.8%、それぞれ出資する。
目下マレーシアの貿易の40%がシンガポールを通じてなされ、国内港湾の国内総生産(GDP)に占める比率は1.59%に過ぎないが、新会社は向こう5年間にポート・クランのGDP貢献率を現在の1%弱から5%に引き上げる。ポートクランの1997年のコンテナ処理量は27万7000TEU(20フィート・コンテナ換算単位)で、今年は43万4000TEUが目指されているが、最終的に470万TEUに引き上げると言う。(BT,STAR:12/8)
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