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1998-12-09 ArtNo.17575
◆<星>中/高級住宅の価格動向依然不透明
【シンガポール】ローエンドの民間住宅価格には底入れの兆しが見られるものの、中等クラスやハイエンド住宅の価格動向は依然不透明で、一層の値下がりも予想されている。
過去2ヶ月、民間住宅市況の活発化が伝えられているにも関わらず、ブキティマのメイプルウッド、リバー・バリーのバリー・パーク、イースト・コーストのThe Makena等の中等コンドミニアムの価格は平方フィート当たり650~750Sドルに固定したまま、変化が見られない。とは言えリバー・バリーのアスペン・ハイツの提示価格は数週間前の平方フィート当たり750Sドルから850~880Sドルに引き上げられている。
高級住宅に至ってはほとんど取引が行われておらず、アナリストは売り手のオファー価格とバイヤーの許容価格の開きが依然として大きいのが原因と評している。チェルシー・ガーデン、アヴァロン、ナッシム・ジェード等のプロジェクトに至っては1997年以来全く取引が行われていない。
アナリストらは、中等コンドミニアムは10~25%、ハイ・エンド・プロジェクトは15~20%、なお値下がりするものと予想している。
ハイエンド・コンドミニアムは既にピーク時から40%も値下がりしたが、他のカテゴリーに比べ、値下がりのスタートが遅かったことから、底入れ時期も先にのびそうだ。低コスト民間住宅に生じたフィーバーが他のカテゴリーに波及するか否かに関して、コリアーズ・ジャーディンのアナリストは「住宅購入熱が持続するなら、ある種の傾向と言えるが、目下のところは1つの現象では有っても、傾向と見ることはできない。また経済のファンダメンタルも配慮する必要がある」とコメントしている。(BT:12/8)
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