1998-12-08 ArtNo.17571
◆<印度>工業開発銀行取締役会の鉄鋼会社融資問題協議難航
【ニューデリー】インド工業開発銀行(IDBI)は、EssarやMittalを含む鉄鋼会社からのローン再編や追加融資申請に対しては、プロモーターのより確実なコミットメントが得られた場合に限り、異なるオプションも検討した上で鉄鋼会社の要望に応じる考えだ。
IDBI筋によると、同行取締役会は、最近の会議で、Essar、Mittals、Lloyds、Jindal Vijayanagar等に対する一層の融資や既存融資のリスケジューリングに当たっては、個々のケースについて、様々な異なるオプションを検討する必要があるとの点で合意した。IDBI取締役会は同問題で既に5回にわたり会議を持ったが、依然として最終決定には至っておらず、12月の第2週に再度会議を開く予定だ。
これまでの会議では、1)“契約約款を満たせない状況が発生した際には、ローンを自動的に出資に転換する”、2)“追加融資を行う際はプロジェクト・コストの少なくとも50%に相当する資金をプロモーター自身が先ず拠出する”と言った点が提起されたと言う。(THBL:12/7)
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