1995-05-27 ArtNo.1757
◆<馬>プレス・メタル、円高に乗じ日本市場開拓目指す
【クアラルンプル】プレス・メタルBhdは円高に乗じて日本市場を開拓すべく下流部門の活動を積極化している。
クン・ポーミン重役(ED)が23日の年次総会後語ったところによれば、マレーシアのアルミ押し出し成型会社として最初にISO9002認定を受けた同社は伝統的な建設市場へのステンレス・スチール製品の供給以外に、日本の電子業界に対するヒート・シールやその他の部品の供給を目指している。この種のアルミ製品は米ドル建てで取引されていることから、円高が進む中で多くの日本企業が海外における調達に関心を寄せている。また最近パウダー・コーティング・ラインを設け、アルミ製品の着色仕上げも手掛け始めた同社は既に日本、香港、中国、シンガポール方面から少なからぬ受注を得ている。また欧州におけるアルミ製品の半ばは着色仕上げが施されており、欧州市場開拓の潜在性も大きい。同社は目下欧州、米国、一部のアフリカ諸国へのアルミ梯子、カーテン・ウォール、クラディング・システムの輸出機会を探っている。またアルミ製品をリサイクルしたアルミ・ビレットの製造でも独占的地位を確立したと言う。(MBT:5/24)
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