|
1995-05-27 ArtNo.1756
◆＜馬＞アルコム、アルミ・ホイル工場にＭ＄３５００万投資
【プタリン・ジャヤ】アルミニウム・カンパニー・オブ・マレーシアBhd(ｱﾙｺﾑ)は3500万Ｍドルを投じシン・ゲージ・ホイル工場を建設する。
アルコムの佐藤重役(MD)が25日の年次総会後語ったところによると、今年7月に着工、来年8月の完工が予定される新工場により同社の年産能力は7000トン拡大し、2万9500トンとなる。絶縁ホイル、タバコ／チョコレートの包み紙、バブル・パック、フレキシブル・パッケジング等に使用されるシン・ゲージ・ホイルはこれまで輸入に依存してきたが、需要が急増している。現在の市価はトン当たり1万5000Ｍドルで、同社は1998年までに国内市場の50％のシェア（年間約1500トン）獲得を目指す。アルミニューム製品の国内市場は年率15％の成長を遂げている。 またイムラン・トゥアンク・ジャファル会長によると、同社は住宅や商業ビル用アルミ窓枠、ガード・レール、高層ビル用クラディング・シート等の地元市場開拓にも努める。マレーシアは日本を追い越し世界一のエアコン製造拠点となったことから、この方面の潜在性も大きい。同社は姉妹会社アルコム・ニッケイを通じてスパン新首都空港へのカーテン・ウォール・システム納入契約も獲得、クアラルンプル・シティー・センターにも同様のシステムを納入している。橋梁やハイウェイのガードレールの供給拡大も図っており、シンガポールとの第2リンク建設事業から関係契約を獲得することも期待していると言う。(NST:5/26)
|