1998-12-07 ArtNo.17553
◆<馬>サロース氏談話に与党指導者反発、首相は沈黙
【クアラルンプル】米国のファイナンシャー、ジョージ・サロース氏が先週木曜、ジョーンズ・ホプキンス大学における講演の席上、マハティール首相の退陣とアンワル前副首相の釈放を求める発言をしたことに対して、マレーシアの与党連合国民戦線(BN/NF)リーダーは5日、挙って反発したが、マハティール首相はこの日は沈黙を守った。
サロース氏は、マハティール首相はその地位を維持し、身内や取り巻きの利益のみを図っていると指摘するとともに、マレーシア国民はマハティール首相を放逐すべきだと語った。
これに対してナジブ教育相、サイド・ハミド国防相、リン・リョンシク運輸相、サバルディン・チク観光相、サミー・ベル公共事業相、与党統一マレー国民組織(UMNO)青年部リーダーらが、それぞれ首相擁護の論陣を張った。(ST,BT,LZ:12/6)
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