1998-12-07 ArtNo.17552
◆<馬>通産省、米国の恣意的な貿易投資政策を非難
【クアラルンプル】マレーシア通産省は先週発表した1997/98年度報告書の中で米国は貿易自由化を声高に唱える一方で、諸外国に恣意的な貿易/投資政策を押しつけていると糾弾した。
それによると、米国は第3国のキューバとの貿易取引を規制するCuban Liberty and Democratic Solidarity Act (Libertad)や、諸外国のイラン/リビアに対する2000万米ドル以上の投資を禁じたIran Libya Sanctions Act (ILSA)の遵守を求める一方、自国の国益に関わる際には、その適応を免除すると言った極めてご都合主義的姿勢を見せている。
報告書はこうした米国の政策は第3国の主権や貿易投資の権利を侵害するだけでなく、世界貿易機構(WTO)に対する義務を怠り、GATの規定に反するものと批判している。。同報告書はまた、日本や中国、その他の諸外国も様々な貿易投資障壁を巡らしていると批判している。(NST,STAR,ST,BT:12/5)
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