1998-12-07 ArtNo.17549
◆<星>新装プラザ・シンガプーラ、賃貸料30%アップ
【シンガポール】シンガポール初のショッピング・センターとして70年代、80年代に全盛を謳歌したプラザ・シンガポーラが、8500万Sドルの改装工事を終え4日、新装オープンした。
慢性的な小売不振がリセッションにより増幅される最悪の環境にも関わらず、賃貸料は、改装前の30%増し。しかし46万4725平方フィートの純賃貸スペースの93%が賃貸済みで、オーナー、DBSランドのリン・ユンシン重役(不動産サービス担当CEO)は開所式後、マスコミに対して「予想以上の賃貸状況」と満足の意を表明した。
リン氏によると、小売市況は来年は上昇基調を回復する見通しだ。新規小売スペースの供給は多くなく、競争はそれほど深刻ではない。住宅市場には既に回復の兆しが生じており、値下がり傾向はまだ続いているものの、鈍化しつつある。しかしオフィス・スペースは依然として向こう数年新規供給が持続するため、回復は最後になり、恐らく底入れまでになお18ヶ月を要すると言う。(BT:12/5)
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