1998-12-05 ArtNo.17540
◆<印度>輸出志向部門の原料輸入には反ダンピング税免除検討
【カルカッタ】大蔵省歳入局はQBAL(クオリティー・ベイスト・アドバーンス・ライセンス)スキームの下に反ダンピング税を免除する可能性を検討している。
これは最近反ダンピング税が課された熱間圧延(HR)シート/コイル/ストリップ/プレートは少なからぬ輸出品の主要原料であることから、国産製品の輸出競争力に深刻な影響が生じているため。
輸出業者は1995年に導入されたデューティー・ドローバック・スキームの下、反ダンピング税の払い戻しを受けられるが、無駄な金融負担を強いられる上、ペーパー・ワークも増える。どうせ返還されるものなら、最初から徴収しないに越したことはない。
大蔵省はデューティー・フリー・ライセンス所持者に対しては反ダンピング税の払い戻しを認めているが、デューティー・フリー・エンタイトル・メント・パスブック(DEPB)スキーム下の輸入に対しては同払い戻し規定は適応されそうにない。これは同スキームは欧州連合(EU)等から保護貿易制度として批判の標的にされている上、ライセンスが市場で自由に売買されているためと言う。(ET:12/4)
|