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1998-12-03 ArtNo.17506
◆＜馬＞債券市場の育成に注力：中央銀行
【クアラエルンプル】マレーシアの中央銀行は、来年は他人資本比率の高い国内企業のリスクが銀行に加える圧力を軽減する狙いから債券市場の育成に努める。
中央銀行のアリ・アブル・ハッサン・スライマン総裁がマレーシアの経済展望と題する会議の席上語ったところによると、企業リスクのシェアは銀行預金者ではなく、投資家に委ねるのが最も適している。
中央銀行は向こう20年間の銀行業マスター・プランの立案を計画しており、国際的競争力を備えるとともに、国内や国外のショックにも抵抗力のある銀行業を育成する。今後10年の産業成長を確保する上からも、銀行業の合理化、基盤強化が必要とされている。
来年は620億Ｍドルの予算赤字が見込まれるものの、中央銀行は紙幣を増発して急場をしのぐようなことは決して行わないと言う。(STAR,BT,ST:12/2)
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