1998-12-03 ArtNo.17505
◆<馬>今年のGDP成長率マイナス6.2%:MIER
【クアラルンプル】マレーシアの今年通年の国内総生産(GDP)は6.7%のマイナス成長が予想されるが、来年は0.7%の成長を回復、2000年の成長率は2.7%に達する見通しだ。
政府系民間シンクタンク、マレーシア経済研究所(MIER)は1日、以上の最新予測を発表した。MIERが今年第3四半期に実施した調査によると、製造業界は依然として先行きに慎重な見通しを抱いており、消費者情緒にも顕著な改善は見られなかった。しかし今年通年の貿易黒字は461億Mドル、サービス赤字は197億Mドルで、経常収支は国民総生産(GNP)の8.5%に相当する230億米ドルの黒字が見込める。失業率は5.5%、インフレは5.2%にとどまりそうだ。
来年の民間消費は信用引き締めの緩和で、0.8%の成長が見込め、民間投資は0.6%の拡大が予想される。公共消費は0.3%、公共投資は0.8%、それぞれ成長が予想される。来年の輸出成長率は1%、輸入成長率は1.7%が見込まれ、貿易収支は405億Mドルの黒字で、サービス収支は203億Mドルの赤字だが、経常収支は依然として162億Mドル、GNPの5.9%の黒字が見込めると言う。(STAR,NST,MBT,LZ:12/2)
|