SEAnews 1998-12-01 ArtNo.17480

【ニューデリー】バジパイ首相は29日、ワールド・エコノミック・フォーラム主催のインディアン・エコノミック・サミットで講演、インドの政治的不安定は政府の経済改革路線に何ら影響を及ぼさないと保証した。
首相は、「最近の政治ドラマはインドの民主主義の溌剌さを立証するもの」、「インドにはタマネギ以外、不足しているものはない」、「投資家はインドのビジネス機会に注目すべきだ」、「如何なる国も世界から孤立して繁栄することはできない」等と述べ、インド人民党(BJP)連立政府は向こう数ヶ月間に改革の歩調を一層速めるだろうと保証した。
首相は、また以下に列挙する諸点を含む12箇条の中期アジェンダを提起した。
1）低インフレ／高雇用率を保証する年率7％の国内総生産(GDP)成長率の達成。
2）支出削減と歳入拡大を通じた財政赤字の抑制。
3）ＧＤＰの30％に相当する国内貯蓄の達成。
4）外国投資家や海外在住インド人の大規模な投資を保証する環境の醸成。
5）電気通信市場における民間部門と公共部門の平等な営業環境形成。
6）透明度、信頼性の高い、また政府の干渉を受けない金融システムの構築。
7）公共部門企業の再編。
8）インフラ部門のネック除去。