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1998-12-01 ArtNo.17477
◆＜馬＞外人バイヤーに１００％地元ローンも：不動産フェア開催
【クアラルンプル】マレーシア不動産市場に滞留した膨大な不動産物件を一掃する狙いから今月半ばに不動産フェアが催され、外国人バイヤーにも地元銀行を通じた100％の借入が認められる。
目下のところ外国人には25万Ｍドルを越える住宅の購入のみが認められ、しかも国内での借入は許可されない。また中央銀行は最近住宅ローン規制を緩和し、100％の融資を認めたが、地元銀行は依然として80～85％の融資にとどめている。
マレーシア住宅開発業者協会(HDAM)のエディー・チェン会頭によると、今回のフェアでは主にクラン・バリー周辺の25万Ｍドル以下の土地付き住宅やアパート、店舗等、総額20億～30億Ｍドルの物件が展示される。リセッション以前に比べ既に20～40％値下がりしている売値も、同フェア期間はさらに10％のディスカウントが認められる。
また中央銀行、商業銀行各行、被雇用者積立基金(EPF)、外国投資委員会等も臨時オフィスを設け、不動産購入に伴う全ての手続きがワン・ストップで片付く。同催しは不動産業界ばかりでなく、銀行業界の年率8％の貸付成長目標の達成にも役立つ。もし今回の試みが成功すれば、ジョホールやペナンでも同様なフェアが開催されると言う。(BT:11/28)
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