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1998-12-01 ArtNo.17472
◆<星>アジア太平洋PC市場、第3四半期に26%縮小
【シンガポール】アジア太平洋地域(日本を除く主要14市場)におけるパーソナル・コンピューターの出荷額は、35億4000万米ドルと、昨年同期の47億8000万米ドルを25.8%下回った。
市場調査会社インターナショナル・データ・コープ(IDC)の報告によれば、同期の出荷ユニット数は256万ユニットと、昨年同期の262万ユニットを2.3%下回った。IDCは当初3.1%の落ち込みを予想していたが、実際の落ち込みは小幅にとどまった。このためIDCは第4四半期にはユニット出荷量が5%の成長を回復するものと予想している。
シンガポールにおける出荷量は8万4000ユニット、1億6100万米ドルと、昨年同期に比べ量で11.2%、額で32.65%の落ち込みを見た。これによりシンガポールのアジア太平洋地域PC市場に占めるシェアも3.6%から3.3%に後退した。
マレーシアにおける同期の出荷量は7万7000ユニット、出荷額は8570万米ドルで、それぞれ26.7%と48.49%の下降を見た。マレーシアのアジア太平洋地域におけるシェアも4%から3%に後退した。
第3四半期の出荷ユニット数を第2四半期と比較すると、インドネシアは-82.2%、タイは-44%、韓国は-35.5%、マレーシアは-26.7%と、いずれも下降を見たが、中国は+27.9%、インドは+24.1%、ニュージーランドは+15.3%、台湾は+12.5%と、プラス成長が達成された。
メーカー別ではコンパック/ディジタルが22万1000台を販売、市場シェア9%でトップ、以下IBM8%、中国レジャンド6%、ヒューレット・パッカード5%、エイサー5%と続く。レジャンドは昨年同期比75%増の14万8000台を販売し、成長率でトップに立っている。
シンガポール市場における各社のシェアを見ると、コンパック/ディジタル26.4%、HP15.8%、デル9%、エイサー8.8%、IBM8.4%と続く。成長率ではデルが55%でトップ、以下HP20%、コンパック/ディジタル13%と続き、エイサーとIBMはいずれも30%のマイナス成長を記録した。
IDCはアジア太平洋地域の出荷量の伸びが今年のマイナス1%から来年はプラス16%に回復すると予想している。(BT:11/30)
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