1998-12-01 ArtNo.17471
◆<星>スターハブ、来年からインターネット・サービス提供
【シンガポール】シンガポールの第2基本電話サービス・ライセンスを獲得したスターハブは、2000年4月1日にスタートする通常の電話サービスに先だって、来年半ばにもインターネット・サービスを開始する計画だ。
スターハブのグラハム・モーア上級副社長(商業/サービス担当)及びハタケヤマ上級副社長(ネットワーク担当)によると、同社はインターネット、GMS(グローバル・マネージッド・サービス)、そして固定式及び移動式電話サービスと、既存の電話会社の中では恐らく最も幅広いサービスを多国籍企業や一般消費者に提供することになる。GMSの下、多国籍企業は、ブリティッシュ・テレコムのConcertとNTTのArcstarの双方を利用し、全世界に容易に手が届くようになる。
また高品質なIDDサービスと平行して、格安なインターネット電話サービスが提供される。インターネット電話の料金は、当初はIDDの僅か5%に過ぎないが、両サービスの品質が接近するのに伴い、縮小する。即ちIDD料金は2年内に大幅に値下げされる。
スターハブはノキアと提携し、固定式電話と移動式電話を統合した様々な新サービスを提供する。またスターハブの光ファイバー網は2002年までに中央ビジネス街の大部分とシンガポール全土の64%をカバーすることになる。
スターハブは2009年までに26億Sドルを投資するが、2009年より遙か以前に採算ベースに乗る見通しだ。これは同社の従業員が僅か600~800人(2000年時点)と、シンガポール・テレコムの約1万人を大幅に下回り、徹底したロー・コスト・オペレーションが実行されるためと言う。(BT:11/30)
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