1995-05-27 ArtNo.1747
◆<星>パークウェイ、US$2.7億でテナトの病院権益買収
【シンガポール】パークウェイ・ホールディングズは米国テナト・ヘルスケアー・コーポレーションのアジアにおける病院権益を2億7400万米ドル(内マウント・エリザベス/イースト・ショア両病院がUS$2.45億)で買収、同時に後者の7800万米ドルの債務を引き受けることに同意した。またオーストラリアにおけるテナトの権益も6300万米ドルで買収することで原則的合意を見た。
パークウェイが25日発表したところによれば、これらの取引は今年9月以前に完了すると言う。投資アナリストは域内の指導的ヘルスケアー・プロバイダーとなったパークウェイを長期的投資対象として推奨、これまで以上に優良な投資対象になったと評している。それによると、パークウェイの債務/資本比率は1.3倍に拡大するものの、これらの病院経営からのキャッシュフロー(昨年度アジア業務純益S$1600万、オーストラリア業務を含む純益S$2040万)は債務返済負担を十分相殺できると言う。しかし短期的には債務が急増し、株主割り当てによる資金調達も見込まれるため、一部の投資家は懸念を抱いている。オーストラリア権益も含めた総買収コストはパークウェイの8億6300万Sドルの株主資本の2分の1以上にのぼる。(ST,BT:5/26、SEAnews95/4/15参照)
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