1998-11-30 ArtNo.17453
◆<星>エクソン/モービル、国内原油精製能力の半ば支配も
【シンガポール】伝えられるエクソン・コープのモービル・コープ買収計画が実現すれば、合併後誕生する新会社は、シンガポールの原油精製能力の2分の1を支配することになる。
エクソンのシンガポールにおける原油精製能力は日量30万バレルで、モービルのそれは24万バレル。両社はまた、ジュロン島における石油化学事業も手がけている。
エクソン・ケミカルは2000年第3四半期の完成を目指して33億Sドルの石油化学プロジェクトの杭打ち工事を開始しており、同社はこれまでに既にシンガポールに25億Sドルを投資投資している。
モービルは去る9月、シンガポール政府と80:20の出資率で13億7000万Sドルを投じ、ジュロン島にエチレン・クラッカーを設ける計画を発表した。モービルは下流部門パートナーが揃った段階でエチレン事業をスタートする方針だ。(BT:11/27)
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