1998-11-27 ArtNo.17445
◆<馬>フェイバー社、M$13億ホテル権益の売却協議
【クアラルンプル】フェイバー・グループBhd(FGB)は、その13億Mドルと見積もられるホテル権益の売却を目指し、内外の投資家と交渉を進めている。
FGBのアブドラ・モハド・ユソフ会長が25日催された年次総会及び特別総会に出席後記者会見したところによると、同社はホテル権益を手放し、ヘルスケア及び運輸ビジネスに重心を移動する計画だ。同社はマレーシア国内にシェラトン・ホテル・チェーンとマーリン・ホテル・チェーンを擁し、クアラルンプルのシェラトン・インペリアル・ホテルはITTシェラトンと共同経営している。
最近のヒルトン・インターナショナルによる2ホテル買収提案は、満足の行けるものではなく、同社はより良好な買収条件を提示するバイヤーを物色しており、目下進めている交渉の幾つかが1999年6月までに妥結するよう期待している。
FGBはこの間、債務の再編を図り、一部の債務は株式に、一部は社債に転換して、負債の軽減を図る。
1998年6月期の年商は4億1480万Mドルで、3億3070万Mドルの税引き前損失を計上した。この内1億8700万Mドルは為替差損で占められた。
ホテル・ビジネスは旅行者の減少から20~30%下降した。同社は1996年10月28日に71の政府系病院に対する向こう15年間の支援サービス契約を獲得している。(STAR,NST,MBT:11/26)
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