1998-11-27 ArtNo.17442
◆<星>住宅開発局、センカン地下鉄駅周辺の大型複合開発入札募集
【シンガポール】住宅開発局(HDB)は25日、公共住宅地Sengkang New Townに位置する鉄道駅とバス・インターチェンジを包含する99年借地権付き大型住宅・商業コンプレックスの開発入札を募集した。
同プロジェクトでは、1階のバス・インターチェンジの上部に住宅/店舗/オフィス・スペースが設けられ、最終的に目下建設中のセンカン地下鉄(MRT)駅と統合される。何階建てのビルを建てるかの判断はデベロッパーに委ねられるが、HDBのしおりには、MRT/軽便鉄道(LRT)駅とバス・インターチェンジを収用した3階建てポディウムの上部に5階建ての複合ビルが描かれている。
入札にかけられた用地は12万2000平方フィートと15万4000平方フィートの2区画から成り、MRTとLRT軌道の上部はエア・スペースとなっているが、両区画は地下道でリンクされる。120万平方フィートの床面積が創出され、内40%が商業用途、7万6000平方フィートはバス・インターチェンジで、残りのスペースに500ユニットの住宅が設けられる。バス・インターチェンジは政府に返還されるが、地下道はデベロッパーの管理に任される。
入札の締め切りは来年2月4日。プロジェクト全体の完工期間は8年だが、バス・インターチェンジはMRTの開通に合わせて2002年4月までに完成されねばならない。落札者は、落札価格の25%を従来通りの方式で支払うが、残りの75%の支払いは、土地が引き渡される2000年4月30日までに完了すればよい。落札後1年以上のゆとりが設けられているが、これはMRT/LRT路線建設のために、一部の土地が使用されているため。
不動産コンサルタント、ナイト・フランク幹部によると、落札価格は2億~2億5000万Sドルと見込まれ、商業スペースは1平方フィート当たり900~950Sドル、住宅bは400~450Sドルが見込めるとしている。(ST,BT,LZ:11/26)
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