1998-11-27 ArtNo.17438
◆<星>テクノプラナーシップ閣僚委員会設置
【シンガポール】シンガポール政府はハイテク企業家の育成や先端技術を備えた企業の誘致を目指し、トニー・タン副首相を長とする“テクノプラナー21閣僚委員会(T21MC)”を設置した。
シンガポール競争力委員会(CSC)の長を務めるリー・ヨクスアン通産相が25日の国会で明らかにしたところによると、T21MC設置はCSCの提案の1つで、委員会は地元ハイテク企業家の育成問題等を研究する。T21MCには、タン副首相の他、リム・フンキアン国家開発相、テオ・チーヒアン教育相も加わる。
シンガポールは多額の資金を研究開発(R&D)に投じているが、どれだけの投資収益を実現できるかが鍵になる。CSCはシリコン・バリー、台湾、イスラエル等における例を研究したが、最終的にシンガポール独自のハイテク企業を育成し、こうした企業を公開上場させ、技術面の基礎を培う必要がある。取り分け情報技術(IT)、ライフサイエンスの振興が図られると言う。(ST,BT,LZ:11/26)
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